表題番号:2022C-424 日付:2023/03/29
研究課題非対称スペクトル光変調を用いた高速周波数測定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 川西 哲也
研究成果概要
無線通信のさらなる高速化やレーダなどのセンシングのさらなる高性能化を目的として、帯域幅が数GHzを超えるようなシステムの開発が進められている。その中で周波数チャープ信号や周波数ホッピングなどの周波数が大幅かつ高速に変化する信号の利用が広まりつつある。本研究では2つの電気入力を持つ光変調器を用いた周波数測定技術の開発に取り組んだ。光変調器の出力光スペクトルは2つの電気入力の位相差に依存する。特に90度位相差の際に最も非対称なスペクトルになる。この非対称性を簡便な光検出器で測定し、周波数を算出するという原理である。これまでに原理確認は完了していたが、今年度、測定範囲の拡大、精度の向上を進めた。