表題番号:2022C-410
日付:2023/02/22
研究課題デフォルトが協力行動に与える影響ー公共財ゲームを通じた経済実験による検証ー
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 准教授 | 尾崎 祐介 |
- 研究成果概要
- 本研究課題の目的は、デフォルトの違いが公共財ゲームの協力行動に与える影響について経済実験を通じて検証することである。公共財ゲームは囚人のジレンマを多人数に拡張した枠組みであり、個人が利益を追求した場合は完全な非協力行動が最適になるが、社会厚生的には完全な協力行動が望ましい。経済実験ではその中間的な行動が観察され、公共財ゲームを繰り返していくと、ナッシュ均衡(完全な非協力行動)に近付いていく。本研究課題では、協力行動と非協力行動のそれぞれがデフォルトの経済実験を実施することで、デフォルトの違いが協力行動に与える影響を検証した。