表題番号:2022C-404 日付:2023/01/20
研究課題企業価値向上に向けた株主のコミットメントの確保と株主権に関する法的規律の見直し
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 中村 信男
(連携研究者) University of Birmingham, School of Law Professor Loraine Talbot
研究成果概要
 本研究は、企業価値の向上実現に向けた株主の中長期的な投資・コミットメントを促進する観点から、株主の経営参加権の中核をなす議決権、剰余金配当請求権に対する法的規律の在り方、および、株主の議決権・提案権等の濫用を阻止するための法理・規律を探るものであるところ、株主の議決権に関し、複数議決権制度導入の是非等についての方向性を検討した。また、これに関連し、2022年1月31日からわが国でも施行されている株式会社の実質的支配者開示制度につき、この面で先行する英独仏の法制との比較法研究に着手すると共に、科研費・国際共同研究強化B(2022年度~2025年度)に研究代表者として応募し採択となった。