表題番号:2022C-388 日付:2023/03/24
研究課題英語を軸とした多言語能力の涵養に向けて: 学習者の自由会話の通時的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 准教授 木村 大輔
研究成果概要

国境を超えて知的・文化的交流が盛んに行われるグローバル化に伴い英語第二言語話者同士の交流が盛んに行われる現代において、応用言語学では「英語を軸とした多言語コミュニケーション」の視座が重要視されるようになった。このような社会・学術的文脈を受け、本課題(2022C-388)及び連動する科研費採択事業(21K13051)では日本人学生と外国人学生の交流の場(自由会話)において両者の多言語コミュニケーション能力がいかに醸成されるのかを調査している。2022年度は主にデータ収集に注力し、約5時間のコミュニケーションの録画データ及びの収集と予備的分析を実施した。また、参加者の主観的な経験について掘り下げるため、言語学習歴と異文化コミュニケーションへの認識についてのインタビューと stimulated recall sessions (録画した映像を見ながら特定の場面での言語使用について意見を求めるデータ収集手法)も実施した。