表題番号:2022C-368
日付:2023/03/08
研究課題至高体験の測定手法確立のための基礎的検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 准教授 | 片平 建史 |
(連携研究者) | 長崎県立大学 | 准教授 | 飛谷謙介 |
- 研究成果概要
至高体験を「フロー状態」と「畏敬の念」の2面から捉え、それぞれの心的状態を、実環境内で言語報告に頼らずに測定する手法を検討した。
フロー状態は能力の高度な発揮や行動の流暢さとの関連が指摘されており、フローにない状態とは異なる行動レベルの特徴が見られる可能性がある。本研究ではビデオゲームのプレイを対象としてフロー状態を主観的に測定し、これに関連した適した行動指標の探索を行った。
畏敬の念は深い審美的体験などを契機とする認知的な変容を伴う壮大さの知覚であり、特徴的な身体反応として鳥肌を伴うことが報告されている。本研究では実環境内で鳥肌を計測するための手法の開発を行った。