表題番号:2022C-334 日付:2023/03/22
研究課題20世紀初頭のキューバにおける人種主義と身体表象
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 准教授 岩村 健二郎
研究成果概要
キューバで19世紀に対象化された「アフリカ」系の「宗教実践」「秘密結社」「犯罪集団」あるいは「民族」を、『キューバ島の統治・警察令』(1842)、「奴隷法規」(1842)、キューバ刑法(1879)、風俗写生主義の描写、さらに20世紀の犯罪学、民族・民俗学、人類学研究、ネグリスモ、社会学研究等における表象の歴史において読解し、その間テクスト性に注視して分析した。とりわけそれらアフリカ系「民族」を対象化、他者化する言説が帯びる近代国家キューバの語りの構造を相対化しようとした。