表題番号:2022C-327 日付:2023/04/07
研究課題野党の選挙結果への挑戦に関する実証研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 助手 門屋 寿
研究成果概要

本研究課題の目的は、野党が選挙結果の受け入れを拒み、結果に異議を申し立てる際の挑戦手段のバリエーションを明らかにし、その実態を体系的に記述することであった。

 野党による選挙結果への挑戦は、選挙政治の根幹を揺るがしうる現象であるが、先行研究は、挑戦の一形態である抗議運動のみに焦点を当てたものがほとんどである。そこで本研究では、抗議運動に加えて訴訟と不正の訴えを挑戦の一形態とし、野党による挑戦が、それぞれどのくらい発生しているのかを明らかにするデータセットの構築を進めた。

 期間中に論文投稿を行うことは叶わなかったが、本研究課題をもとにした論文を、今秋に開催される国内学会にて報告する予定である。