表題番号:2022C-303
日付:2025/03/11
研究課題日本の生活保護に関する認識研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等研究所 | 講師 | 安中 進 |
(連携研究者) | 早稲田大学政治経済学術院 | 助教 | 鈴木淳平 |
- 研究成果概要
- 本来の任期終了前に他大学へ異動したため成果報告が終わっていなかった。再度専任教員として採用されたため、遅ればせながら報告し直す。本特定課題によるご支援もあり、科研費若手研究生活保護制度の包括的データ分析(研究課題/領域番号22K13341、2022年~2025年)へとつながった。この研究課題は、雑誌論文1件、学会発表7件(海外学会1、招待講演6)の成果となった。現在この成果による英語論文の投稿も進めている。この課題では、日本における貧困研究のトップランナーのお1人である東京都立大学の阿部彩氏よりお招きいただいた講演や、社会保障に関する研究を行う日本における中枢ともいえる国立社会保障・人口問題研究所の泉田信行氏により拙著『貧困の計量政治経済史』の書評(『貧困研究』Vol.31、2024年1月)が執筆されたのをきっかけに同機関より招待された講演で、同機関の研究者たちと意見交換や交流を行い、今後の研究の方向性が示唆された。また、いくつか他大学へ異動した関係で予想外の障害もあったが、生活保護の厳格化に対する人々の選好を実験的な手法を取り込んで分析するサーヴェイも期間内に終了し、現在論文を執筆中であり、この成果も近日中にまとまる予定である。さらに、その継続研究課題も2度目の若手研究の採択が決定し、本特定課題から始まった研究計画は順調に進捗している。