表題番号:2022C-301 日付:2023/04/07
研究課題1920-30年代の文学テクストにおける幕末・明治維新期表象
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際文学館 助教 栗原 悠
研究成果概要

 今年度は、当初昨年度に予定していながらCOVID-19の影響で延期していた中津川市・藤村記念館への調査を実施し、科学研究費助成事業・若手研究に採択された研究課題「1920-30年代の文学テクストにおける幕末-明治維新表象の研究」(2022-25)と併せて長篇小説「夜明け前」の原稿を確認した。

 その調査を踏まえ、島崎藤村学会(第49回全国大会)で「夜明け前」における経世済民観 徳川時代の林政史評価を補助線として」と題する研究報告を行った。また、長野県小諸市に招待された「夜明け前」を読む市民講座で「『夜明け前』を読む 挫折する国学徒/無能な〈代理人〉としての青山半蔵」という題目で講演した。

 それぞれ二つの論文として発表を準備している。