表題番号:2022C-286
日付:2023/03/13
研究課題ラフパスによって駆動するBGK近似理論の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 登口 大 |
- 研究成果概要
- ラフパスによって駆動されるBGK近似モデルに対する初期値・境界値問題の解の一意存在性について、研究を行った。この偏微分方程式は輸送方程式に摂動項を加えた方程式とみなすことができる。本研究では、登口の以前の研究である輸送方程式に対する初期値・境界値問題の場合に倣って解の定義を少し工夫することで、従来の方法を適用することができるようになり、問題を解決することができた。具体的には、解空間からそれ自身への写像を解の陽表現を元に定義し、その写像が縮小写像であることを示すことで、解の一意性を得ることができる(バナッハの不動点定理)。