表題番号:2022C-275 日付:2023/03/20
研究課題地域資源の「資源化」に注目した歴史教材の開発に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 森下 壽典
研究成果概要
 ジンマーマン(1951『世界の資源と産業』)によって提唱され、自然資源のみならず広く援用されている定義、すなわち、働きかける人間と対象の相互作用の結果として事物が果たしうる機能という資源概念を基盤として、「資源化」のプロセスに注目する/させる授業構成についての研究を目指した。
 具体的には、「歴史総合」の授業において、義経北行伝説の資源化を教材とした。これは、これまでも授業実践を積み重ねてきた内容をもとにしたもので、史実と伝説のちがい、文書だけではない史資料の多様性などについて、指導要領の「A歴史のとびら」の「(2)歴史の特質と資料」を構成する授業として有用なテーマとなりうることが再確認できた。