表題番号:2022C-252
日付:2023/04/05
研究課題不確実性を考慮した協力ゲームの理論・応用分析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 国際教養学部 | 准教授 | 篠 潤之介 |
- 研究成果概要
本研究では、1点目に、協力ゲーム理論への不確実性の導入として、これまで進めてきた区間ゲームの理論的な分析をベースに、既存の解の新たな公理化などを行った。2022年度においては、1本の英語論文を学術誌に公表、また1本のWPを公表した。
2点目は、機械学習モデル予測の要因分解に関する協力ゲームの解概念を用いた分析に着手した。この分野においては、近年、シャープレイ値を用いたSHAPという手法が一般的となっている。2022年度においては、SHAPの代替的、かついくつかの点において優れているとみなすことのできる手法を導き、その理論的な正当化(公理化など)を行った。