表題番号:2022C-233 日付:2023/03/31
研究課題デスクワーカーの座りすぎ是正対策を推進するための介入戦略の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 岡 浩一朗
(連携研究者) 早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 石井香織
(連携研究者) 筑波大学体育系 准教授 柴田愛
研究成果概要
デスクワーカーの腰痛や頸部痛・肩こり、抑うつ症状等に起因するプレゼンティズムにより、労働生産性の低下が大きな社会問題となっている。主な原因の1つとして「座りすぎ」が強く関与していると考えらえるが、その是正対策に関しては十分な研究成果の蓄積がなく、未だ有効な方法は確立されていない。そこで本研究では、デスクワーカーの座りすぎを解消させるための個別、環境、組織アプローチを組み合わせた包括的プログラムの有効性を検討した。具体的には、就労者における座りすぎ解消のための健康教育教材や昇降デスクの活用等を組み合わせた包括的介入プログラムを介入群に提供し、座位行動および健康・労働指標に与える影響を明らかにした。