表題番号:2022C-219 日付:2023/04/03
研究課題居住支援法人における住宅確保要配慮者への支援の取り組みと課題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 古山 周太郎
研究成果概要
本研究では、全国の非営利型の居住支援法人を対象としてヒアリング調査を実施することで、住宅確保要配慮者の居住継続に向けた取り組みの実態と課題を明らかにすることを目的とした。居住支援法人は、2017 年の制度化から一定期間が経過し、支援活動の大枠の姿や課題が見えてきている。居住支援法人の活動実態や居住支援に関する意見を構造化した結果、居住支援法人の実施する支援は、多岐にわたる活動内容と複数組織が連携するといった活動と組織の包括性をもつ。それに加えて対象者との関わる時期の包括性、さらには、個人の意識から地域レベルの取り組みまで、関わる領域の包括性といった、3つの包括性をもつことが明らかとなった。