表題番号:2022C-209 日付:2023/03/01
研究課題グローバルな環境変動の中の人間-サンゴ礁関係:メラネシアにおける文化人類学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 里見 龍樹
研究成果概要
地球温暖化による危機の下にあるとされるメラネシアのサンゴ礁は今日、ローカル/ナショナル/グローバルな諸動向が交差し合う、人類学的にきわめて興味深い対象となっている。このような対象を記述するためには、メラネシアの人々におけるローカルな知識・体験だけでなく、同地で行われている保全プロジェクトなどの基底にある、サンゴ礁についての科学的知識をも人類学的考察の対象とする必要がある。このような認識に基づき、本研究では、日本国内における先端的なサンゴ礁科学の現場で科学人類学的なフィールドワークを行うことを目指した。具体的な調査としては、2022年11月10日から13日に沖縄県石垣市で開催された日本サンゴ礁学会研究大会に参加し、サンゴ礁科学者たちにインタビューを行い、さらに追加的なインタビュー調査についての同意を得ることができた。