表題番号:2022C-187 日付:2023/04/07
研究課題フランス憲法上の「連帯」と社会的統合―仏法における外国人教育の課題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 講師 塚林 美弥子
(連携研究者) 社会科学総合学術院 講師(任期付) 塚林美弥子
研究成果概要
仏における外国にルーツを有する子ども・若者たちに関し、公法上の連帯概念から検討することを企図した研究である。高等教育における退学問題や進路選択の場面での不平等に関する問題があること、そして、自治主導で「排除された」若者たちの「居場所づくり」の取組が実施されており、ここでは、社会的な「つながり」を取り結ぶための実践が展開されていることが明らかになった。上述した子どもたちの教育・生活上の問題に関する主として社会学領域の先行研究と、「居場所づくり」の公法的評価を連帯の観点から実施するというアプローチが適切であると判断した当該手法を用いた考察内容について、2023年度中に論文の形で発表する予定である。