表題番号:2022C-173 日付:2022/04/18
研究課題大動脈弁の外側から取り付けて逆流を抑制する革新的低侵襲大動脈弁形成デバイス
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院先進理工学研究科 教授 岩崎 清隆
研究成果概要

本邦では超高齢化社会を迎え、弁機能不全等の慢性疾患は増加傾向にある。高齢者に対して人工心肺を必要とせずに低侵襲に治療できるデバイスの開発は患者のQOL向上・健康寿命延伸に貢献できる。本課題では血管を切り開かずに外側から大動脈弁に取り付けて弁機能を改善する革新的低侵襲治療デバイスの開発に着手した。まず治療対象となる大動脈弁閉鎖不全症モデルを研究開発した。新規開発に着手した低侵襲大動脈弁逆流抑制デバイスを大動脈弁閉鎖不全症モデルに取り付けて拍動循環シミュレータを用いて性能評価試験を実施した結果、大動脈弁逆流率が減少し、弁機能改善に有用であることが明らかになり、Proof of Conceptを取得できた。