表題番号:2022C-165 日付:2023/03/29
研究課題微小応力検出に向けたメカノプローブ導入高分子材料の創製
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 講師 土戸 優志
(連携研究者) 理工学術院 先進理工学部 教授 武田 直也
(連携研究者) 先進理工学研究科 生命医科学専攻 大学院生 青木 佳那絵
研究成果概要
低炭素社会の実現のため、早期に異常を検知して最適な時期に最小限の補修で済むような、高分子材料の耐久性や信頼性向上に資する材料開発が望まれている。我々はこれまでに、ピレンとナフタレンジイミドによって形成される電荷移動(CT)錯体を高分子主鎖中に導入した高分子材料を作製し、材料にかかるメカノストレスによってCT錯体が解離して蛍光発光することを報告している。本研究では、柔らかい高分子の主鎖中にCT錯体を導入した新たな分子設計の高分子を合成し、得られた高分子材料の物性について種々の評価を行った。その結果、得られた高分子材料は従来の材料に比べて弱いメカノストレスに対して蛍光発光し得ることがわかった。