表題番号:2022C-164 日付:2023/02/02
研究課題真核生物の分化状態や病態の進行の度合いに応じた遺伝子発現の経時変化解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 佐藤 政充
研究成果概要

真核生物を構成する細胞は常に分裂しているわけではなく、休眠状態にあるものが一般的にみられる。細胞の休眠とそこからの打破は、酵母などの単細胞の真核生物から、マウスやヒトといったほ乳類の細胞に至るまでひろくみられる細胞分化のプロセスである。私達は、分裂酵母が胞子として休眠している状態から目覚める過程でどのような遺伝子が機能するのかをシングルセルRNA-seq解析により調べた(Tsuyuzaki et al. Nature communications 2020; Current Genetics 2021)。本研究では、この解析で得られた遺伝子が細胞の目覚めにおいてどのように機能するかを解明することを目指した。