表題番号:2022C-149 日付:2023/11/09
研究課題電気伝導性配位高分子を用いた光電変換素子の作成
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 山口 正
研究成果概要

 テトラヒドロキシベンゾキノン(THQ)Mn2+イオンの組み合わせによる電気伝導性の配位高分子(Mn-THQ)を用いた光電変換素子(FTO/TiO2/Mn-THQ/Pt)の性能の向上を目指した。電気伝導性配位高分子膜の作成条件、特に浸漬に用いる酢酸マンガンの溶液の組成を水(pH 8.2)-エタノール混合溶媒にすることなどにより、開放電圧が400 mV(約1.5倍),短絡電流が7.6 μA(約22倍)まで向上した。また、電子輸送層(ETL)TiO2からZnOまたはSnO2に変更することで、開放電圧わ減少するものの短絡電流が1.72.4倍まで向上した(それぞれ開放電圧280,300 mV,短絡電流18,13 μA)。