表題番号:2022C-118 日付:2023/05/09
研究課題疲労荷重を受ける鉄筋コンクリート構造のせん断抵抗・破壊メカニズムの解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 佐藤 靖彦
研究成果概要
 サンプリングモアレ法による画像解析を用いて斜めひび割れ幅とずれ量を得ることで,既往のせん断伝達モデルによって骨材の噛み合わせによるせん断抵抗成分を算出するとともに,骨材の噛み合わせとコンクリート圧縮部によるせん断抵抗成分の分担割合の変化を示した.その結果,低サイクル疲労において,繰返し回数が増加しても骨材の噛み合わせによるせん断抵抗の損失は生じておらず,圧縮応力とせん断応力によるコンクリート圧縮部の疲労破壊がRCはりのせん断圧縮破壊を決定づけていると考えられることを実験的に明らかにした.