表題番号:2022C-116 日付:2023/01/01
研究課題地球温暖化が橋梁・道路ネットワークの信頼性・リスク・レジリエンスに及ぼす影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 秋山 充良
研究成果概要
 気候変動予測には,極めて大きな不確定性を伴い,さらにそれが非定常性を有しながら増大する問題に対して,社会・経済活動の根幹を支える橋梁・道路ネットワークの安全性とレジリエンスを確保する方策を検討した.本研究では,地球温暖化による荷重・作用の激甚化のうち,特に,海面上昇による津波ハザード強度の増加,異常降雨による河川内橋梁への流体力と洗掘深の増加,および気温と二酸化炭素濃度の上昇による材料劣化の促進,を想定し,ライフサイクルにわたる橋梁の破壊可能性,および個別構造物の損壊が道路ネットワークの接続性に及ぼす影響について,地球温暖化によりそれらがどれほど悪化するのかを定量的に算定するフローを構築した.