表題番号:2022C-105 日付:2023/03/04
研究課題非接触インタフェースにおける視覚誘発型微触感錯覚の応用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 河合 隆史
(連携研究者) 基幹理工学部 表現工学科 教授 渡邉 克巳
(連携研究者) 理工学術院総合研究所 客員准教授 盛川 浩志
研究成果概要
本研究では、コロナ禍による生活行動の変化の中で、非接触インタフェースへのニーズに着目した。具体的に、既存の空中像を提示する立体視ディスプレイでは、虚像として提示されたボタン類への接触感の欠如が、ユーザ体験を減弱していると考えられた。

そこで本研究では、立体視ディスプレイによって提示した虚像に対して、接触時の視覚的インタラクションを最適化することで、一種の錯覚としての衝突感や重量感の生起を目的とした。こうした微触感錯覚を応用したアプローチは、最近ではクロスモーダルインタフェースと呼称されている。本研究では、その基本特性を検証するためのコンテンツの試作に加えて、実験的な検討を行った。