表題番号:2022C-100
日付:2023/03/16
研究課題準同型暗号を用いたアプリケーションに対する計算機資源動的割当アルゴリズムの改良
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 助手 | 鈴木 拓也 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 教授 | 山名 早人 |
(連携研究者) | 大学院基幹理工学研究科 | 修士課程2年(2021年度時点) | 井上 紘太朗 |
- 研究成果概要
- CPUのSIMD命令を活用した準同型暗号高速化が採用されており,計算資源割当アルゴリズムを検討する際にはSIMD命令の活用も考慮すべきであるため,研究計画に変更が生じた.
データを暗号化したまま計算できる準同型暗号は実行時間が長い.そこで,準同型演算の高い並列性を活用することによる高速化を図った.本研究では,SIMD命令を用いたベクトル同士の融合積和演算を実装した.SIMD命令を使用しない従来手法と比べ,trace-type functionという処理について, 1スレッド実行で最大2.30倍,8スレッド実行で最大1.63倍の高速化を達成した.今後,準同型演算間の並列性を考慮した評価により,計算機資源動的割当アルゴリズムの検討が必要である.