表題番号:2022C-088 日付:2023/04/05
研究課題静電容量式探針型ボイド率センサーの開発研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 佐藤 哲也
研究成果概要
本研究では、静電容量式探針型ボイド率計を新規開発し、実験によって原理検証を行った。探針型ボイド率計は局所的なボイド率変化が計測可能で、極板型センサーと組み合わせることで気液二相流内部の構造などを詳細に把握することができる。
常温シリコンオイルと空気を用いた実験で、試作した探針プローブ(長さ5.8 mm、間隔1.65 mm)で気泡を探知できることを確認した。しかし、気泡の位置によって探知感度が異なるという課題が生じ、電場解析の結果、プローブの根元部分で著しく感度が低くなることがわかった。さらに、液体窒素のキャビテーション計測を実施し、極低温下でも使用可能であることを確認した。今後は、プローブの形状の変更等による上述の課題解決と精度向上を図る。