表題番号:2022C-063
日付:2023/04/05
研究課題戦後日本の地域における「生存」の歴史と「復興」過程の発展的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 特任教授 | 大門 正克 |
- 研究成果概要
当初の計画通り、岩手県北上市と陸前高田市でそれぞれ調査を行い、地域における「生存」の仕組みに関する資料の調査・収集とヒアリングを行った。北上市では、あらためて和賀町の小原麗子さんと麗ら舎で調査とヒアリングを行い、とくに高度成長期から1970年代にかけて理解を深めることができた。陸前高田市では、津波の被害を免れた保育資料を発見することができた。保育資料は、地域の一部を映し出す資料ではなく、保育資料の考察から明らかになった、保育における保護者や保育士、地域の人たちの関係には、地域社会の特徴が深く刻印されていることが明らかになり、それらの特徴を研究成果として発表した。