表題番号:2022C-052 日付:2023/04/05
研究課題ムスリムが暮らす日本社会についての基礎的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 准教授 佐藤 尚平
研究成果概要
 現在、世界の人口の4分の1がイスラーム教徒であると言われており、今世紀中にはその数はキリスト教徒を上まわる見込みだという説もある。世界的な趨勢と呼応するように、日本おけるイスラーム教徒の数も年々増加しており、今やイスラーム教徒は日本社会の不可欠な一員である。その一方で、イスラームに縁遠さを感じている人々が日本に多くいるのも事実である。こうした問題意識から、本研究計画では、イスラーム教徒が暮らす日本社会がどのような課題を抱えているのかを問い、その一歩としてまずは基礎的な事実を整理し、また共生という考え方について批判的な検討を行った。