表題番号:2022C-043 日付:2023/02/02
研究課題ポストコロナにおける高齢者の生活環境に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 福川 康之
研究成果概要
COVID-19の予防行動に関するウェブ調査から得られた日本人2,752名のデータを分析したところ,「3密(密閉・密集・密接)」の回避および感染予防(手洗い・マスク着用)の励行については,男性よりも女性,若年者よりも高齢者の実施率が統計的に有意に高かった.適切な生活習慣の確保については,睡眠と栄養は男性よりも女性,運動は女性よりも男性の実施率が高かった.本研究の結果は,おおむね先行研究(Muto et al., 2020)と一致していたが,3密回避とマスク着用の実施率が高かった点,ならびに,適切な食事と睡眠習慣の確保に関する実施率がわずかに低下していた点では異なっていた.