表題番号:2022C-042 日付:2023/04/07
研究課題古墳時代後期における墳丘と横穴式石室の関係性についての考古学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 呉 心怡
研究成果概要
 本研究は古墳時代後期・終末期の古墳における墳丘、および墳丘内部に設けられた横穴式石室の構造上の関係性を明らかにすることを目的としている。そのための基礎データを収集するべく、前橋市教育委員会の協力のもと群馬県前橋市総社古墳群に位置する宝塔山古墳、および蛇穴山古墳横穴式石室の三次元計測調査を実施した。具体的には①SfM/MVSによる石室全体の三次元モデルの作成、②個別の石材についてハンディスキャナーでスキャンし加工痕の観察、の2点を主に行った。調査の一部の成果は『総社古墳群範囲内容確認調査報告書II』にて報告した。今後は両古墳の墳丘についても測量調査を実施し、墳丘と石室を合わせた検討を進めていく予定である。