表題番号:2022C-027 日付:2023/03/30
研究課題弁護士の第三者に対する誠実義務の理論的根拠の考察-懲戒事例の考察から
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 石田 京子
研究成果概要
本研究「弁護士の第三者に対する誠実義務の理論的根拠の考察-懲戒事例の考察から」は、未だ必ずしも学術的な理論の確立に至っていない法曹倫理という学問的分野について理論的体系化を目指すため、その中核として位置付けられる誠実義務の理論について基礎的な研究を行うものであった。本研究における視座として、日本の法律家制度の現状(タテの軸)ならびに比較法の状況(ヨコの軸)の2つの視点から、なぜ法律専門職には、依頼者以外の者に対する特定の行動(特定の行為を行うべき、または行ってはならないなど)が存在するのかを検討した。
2022年度の成果としては、2022年8月にアメリカで行われた国際法曹倫理学会での報告、複数の論文公表がある