表題番号:2022C-025 日付:2023/02/11
研究課題経済関係のグローバル化に対応する経済行政法理論の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 岡田 正則
研究成果概要

 法関係のグローバル化に関して、論文「コロナ禍における自由と国家」で現状を分析した。同論文では、コロナ禍の下で顕在化した「危機」について、それが人間の生存・生活の基盤に生じている局面と既存の権力に生じている局面とに整理して、法的な対応策を示した。この分析は、著書『行政法Ⅰ・行政法総論』(日本評論社)での行政法一般の解釈論および共著書『学問と政治』(岩波書店)での歴史的考察に活用されている。また、統治システムの面からの考察として、論文行政機関の不服申立資格・訴訟当事者能力・「固有の資格」」地域経済システムと法制度の関係に関する考察として、論文「地域・地方自治・地域共生社会」を公刊した。