表題番号:2022C-018 日付:2023/04/14
研究課題今日の重要環境課題である気候変動問題及び資源循環問題に対応するための検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 大塚 直
研究成果概要
 再エネの導入は、エネルギーやカーボンニュートラル(CN)という国全体の問題に関連しており、国の権限を維持する必要がある一方、―—分権推進との関係で新たな法定受託事務を設けることができないという問題を乗り越えてー―自治体を巻き込んでいく法改正が必要であり、この点がわが国の再エネの健全な導入の鍵となると思われる。
 また、電気自動車などCNにも貢献する製品の製造にあたり、リチウムイオン電池(LIB)やそれに関連するクリティカルメタル(CM)が注目されている。CMについては、将来資源確保ができなければ国内でのLIBの生産活動が停滞するため、将来の(国民の)利益も織り込みつつ国益・社会益(さらに地球益)を追求する必要がある。