表題番号:2021R-051
日付:2022/04/02
研究課題SNSの非対面コミュニケーションにおける言語行動の実態解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 日本語教育研究センター | 講師 | 吉田 好美 |
- 研究成果概要
本研究課題は、対面コミュニケーションとの比較により、LINEを用いた非対面コミュニケーションにおける言語行動の方略について明らかにすることを目的としている。2021年度は、言語行動の方略でも、特に断り手が使用する謝罪と謝罪に付随するストラテジーについて特徴を明らかにした。その結果、対面では「繰り返し」と「フィラー」が、非対面では顔文字やスタンプなどが謝罪に付随して人間関係維持の役割をしていることが分かり、非対面の断りにおいて、謝罪表出の様相が変化してきていることが示唆された。研究成果は「断りにおける謝罪のストラテジーに関する一考察」として口頭発表を行った。今後は他の機能についても分析を行う予定である。