表題番号:2021R-029
日付:2022/04/08
研究課題アンモニア電気分解におけるアノード反応の高電流密度・高効率化
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 花田 信子 |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学部 | 教授 | 野田優 |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学研究科 | 修士課程2年 | Patil Neel |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学研究科 | 修士課程1年 | 沓抜佳奈 |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学部 | 学部4年 | 宮越すみれ |
- 研究成果概要
- 高容量水素貯蔵のキャリアとしてアンモニアに着目し、液体アンモニアから電気分解により水素を生成するシステム開発を目指している。理論分解電圧は0.077 Vであるが、窒素発生反応であるアノード側で高い反応過電圧を持つことが課題である。本研究では、活性なアノード触媒電極の低電位での電流効率評価を行った。高い触媒活性を持つNi電極を用いた場合のアノード反応(窒素発生反応)の電流効率を調べた。ガスの定量評価によりH2/N2の比がおおよそ3となり、アンモニアの分解を確認した。窒素発生反応の電流効率は90%と高いが、100%ではないため副反応が一部起こっていることが分かった。副反応としてNiの腐食が確認されたが、電流効率に対してNiの腐食が占める割合は0.74%であり、影響は小さいことが分かった。