表題番号:2021R-024 日付:2022/03/15
研究課題フードロス最小化のための天候情報を用いた打ち切りデータに基づく生鮮品需要予測モデル
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 雲居 玄道
研究成果概要

惣菜の高精度な需要予測は,在庫管理の観点や,昨今求められているSDGsの観点からも重要な取り組みである.本研究では,スーパーマーケットチェーンにおける購買履歴データを用いて,惣菜の需要変動要因を考慮した上で,アイテムの需要の連動性を反映しながら全アイテムの需要を定量的に予測するモデルを構築する.このとき,実際に販売された数量は出品数と等しくなり,それ以上の値は観測することができないため,購買履歴データはアイテムの実需要を表していない可能性がある.以上より本研究では,過去の売り切れの可能性を考慮した上で,多種のアイテムの需要量を同時に目的変数としたモデルを提案した.