表題番号:2021R-016
日付:2022/04/08
研究課題高水準モデリング言語の特性を活かす高機能な実行・検証系
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 上田 和紀 |
- 研究成果概要
- 研究代表者らは,LMNtalおよびHydLaという二つのモデリング言語の研究開発を推進している.LMNtalはグラフ(ネットワーク)構造の変化を扱う計算モデル,HydLaは連続変化と離散変化の双方を許す実数関数を制約式で定義する計算モデルに基づいており,それぞれ多くの独自機能を備えている.また,いずれの処理系も,モデルのシミュレーションだけでなくモデル検査器(検証系)の機能を備えている点を大きな特徴とする.本研究ではこれらの言語と処理系の有用性をさらに高めるべく,LMNtalについては静的および動的な型の概念の設計と実装,ハイパーグラフを扱うための形式意味論の整備などを行った.HydLaについては検証系としての機能を高めるためのハイブリッドオートマトンモデルの導出の研究を進展させた.