表題番号:2021R-012 日付:2022/04/08
研究課題安定化長距離短波通信構築を目指したリアルタイム電離圏電子密度分布推定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 国際理工学センター(理工学術院) 講師 パン ジェニー
(連携研究者) 基幹理工学部 教授 嶋本薫
(連携研究者) 基幹理工学部 助手 吉井一駿
研究成果概要
電離層状態の変化は短波長距離通信に影響を及ぼし、電離層フェージングの原因のひとつとなっている。本研究は、電離層フェージング低減手法を提案し、定期的な受信波データのフィードバックもしくは電離層状態の適切な推定を行い、電子密度異常をシミュレーション内で発生させ伝搬状況の変化を再現することで、電子密度分布の推定誤差がフェージング低減効果を大きく減少させる事が判明した。また、フェージング発生タイミングの推定や短波帯の伝搬状況を調査するため、基礎データが蓄積される短波通信のモニタリングシステムの構築を進めた。一部の成果は国際学会のIEEE 2021 Wireless Daysに発表された。