表題番号:2021R-011 日付:2022/04/08
研究課題意思決定⽀援のための説明可能な状態監視システムの構築・運⽤法に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 小川 哲司
研究成果概要
状態監視システムを運用する過程で蓄えられるデータをクラウドソーシングにより検証することで効率的かつ持続的にシステムを成長させる枠組みを,畜産業従事者の意思決定支援において重要な課題である,家畜の分娩予兆を映像情報から検知するシステムの開発を通じて確立することを試みた.具体的には,1)正例の見逃しを含むラベルノイズに頑健な映像監視モデルのマルチタスク学習法,2)深層ニューラルネットワークによる予測の不確実性推定のための,相補性を考慮したアンサンブル学習法と,複数モデルの予測の不一致に基づくデータ選択法,3)ストリーミング映像の監視システムを実時間動作可能にする実装法を明らかにした.