表題番号:2021R-006 日付:2022/04/08
研究課題細石刃石器群から有舌尖頭器への石器群編成のダイナミズム
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 長崎 潤一
研究成果概要
 本研究は旧石器時代終末期の細石刃石器群から尖頭器石器群を経て、草創期の神子柴・長者久保石器群、草創期有舌尖頭器石器群に至るという従来の変遷観の再検討を企図した研究である。新潟県上原E遺跡で白滝型細石刃核に木葉形尖頭器、神子柴型石斧が伴うという石器群が見つかった。白滝型細石刃石器群は従来草創期に位置づける考えは無かったが、この石器群の発見により明確に草創期に位置づけられることになった。九州や北海道では草創期まで細石刃石器群が残存することが知られていたが、本州中央部でも細石刃石器群の残存が確認された意義は大きい。本研究では上記石器群の再編と同時並存について本州~北海道地域を対象に検討した。