表題番号:2021Q-008
日付:2022/03/07
研究課題ダイヤモンド表面での実神経細胞回路構築とNVセンタを用いた自発発火活動の長期計測
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 谷井 孝至 |
- 研究成果概要
- ダイヤモンドは高い生体適合性を有するため、細胞計測への応用性が高い。ダイヤモンド中のNVセンターの電荷状態の違いを積極的に利用することで、神経細胞の膜電位を計測できる可能性がある。本研究では、NVセンター含有ナノダイヤモンドを塗布した導電性透明基板と溶液との電位差を電気化学的に制御しながらNVセンターからの蛍光を計測することで、蛍光ナノダイヤモンドが神経細胞の膜電位計測に資する性能を有するかを実験的に調査した。溶液中の蛍光ナノダイヤモンドを用いて、最小で振幅100mVの印加パルスに対応した蛍光強度変化を観測できたが、神経細胞の膜電位計測には、応答時間と感度のさらなる向上が必要である。