表題番号:2021N-005
日付:2022/04/07
研究課題固体からの光電子放出におけるアト秒位相イメージング法の新規開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 新倉 弘倫 |
(連携研究者) | 理工学術院先進理工学専攻 | 修士課程学生 | 篠田祐 |
(連携研究者) | 理工学術院先進理工学専攻 | 修士課程学生 | 中嶋孝史 |
- 研究成果概要
- 本研究課題では、極端紫外領域のアト秒レーザーパルスと赤外光強度レーザーパルスを用いて、光イオン化によって生成した光電子の波動関数測定を様々な試料に適用する方法を開発することを目的とする。アト秒レーザーパルスの波長範囲を限定し、かつ赤外光との重ねあわせによるイオン化過程が可能な、極端紫外用の時間分解アト秒分光システムをデザインし、そのための特殊な光学ミラーを検討し作成した。測定される光電子の位相は、原子(試料)の光遷移過程によって決まる原子位相と、アト秒レーザーパルス自体のもつスペクトル位相との和である。その二つをわける方法を開発し、論文発表とプレスリリースを行った。