表題番号:2021N-003 日付:2022/11/28
研究課題吉阪隆正在仏日記解読と作品実測による計画分析 後期ル・コルビュジエ研究の一環として
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 中谷 礼仁
(連携研究者) 早稲田大学 教授 藤井由理
(連携研究者) 元早稲田大学 名誉教授 中川武
(連携研究者) 早稲田大学 総合研究所招聘研究員 白石哲雄
(連携研究者) 早稲田大学 教授 後藤春彦
(連携研究者) 早稲田大学 教授 古谷誠章
(連携研究者) サイト一級建築士 建築家 斉藤祐子
(連携研究者) 早稲田大学 助手 池田理哲
研究成果概要
本研究は、将来的に後期ル・コルビュジエ(1887-1965)の作品計画寸法の復元・理念の抽出と後期ル・コルビュジエの弟子たちのネットワークを復元するための基盤研究としておこなうものである。具体的には早稲田大学名誉教授・建築家吉阪隆正(1917-80)を端緒とし、彼の建築実測調査による計画寸法の復元と、在仏中の日記張を始めとした文献調査から弟子たちの情報を整理することを目的とする。本研究は5ヵ年で遂行する計画であり、コロナ禍の中で実際に遂行できる基礎研究として本特定課題に応募した。結果的に吉阪の在仏中の日記の読み下しの約7割を終えた。ただし手書きによるフランス語の判読や挿入資料は未邦訳であり、今回の成果をベースとして別助成研究に応募し研究内容の継続が採択された。また吉阪帰国直後に設計した住宅作品二件について実測調査を行い、公開可能なものについては日本建築学会にて発表した。