表題番号:2021E-045 日付:2021/11/06
研究課題強権的COVID-19対策が市民の自由認識に与える影響のサーヴェイ実験分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等研究所 講師 安中 進
(連携研究者) 東北大学 准教授 東島雅昌
(連携研究者) ナザルバエフ大学 専任講師 加藤言人
研究成果概要
本研究は、COVID-19対策に成功していると考えられている権威主義国家において、COVID-19に関する政府の発信する情報が人々にどのように認識されるかを検証している。国際的には権威主義国家の優位が信じられており、それが権威主義国家の有効性を担保しているかのように語られる傾向が見られるが、カザフスタンにおけるサーヴェイ実験研究では、政府が発信する情報は必ずしも市民に信じられておらず、COVID-19の流行をきっかけとして権威主義国家が市民への支配を安定化させているとは必ずしもいえないという結果を報告している。