表題番号:2021E-041 日付:2022/03/22
研究課題総力戦体制期における「傷痍軍人」の銃後体験
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 本庄高等学院 教諭 松田 英里
研究成果概要
本研究は総力戦大戦下における「傷痍軍人」の銃後体験を解明するものである。本研究の遂行により得られた分析は以下の二点である。
 一点目は、戦傷者と戦病者の差異である。刊行されている「傷痍軍人」の戦争体験記、戦時中の官製団体である大日本傷痍軍人会の機関誌、大日本傷痍軍人会や軍事保護院が各地で開催した講演会やなどを収集し、分析を行った。
 二点目は、「傷痍軍人」の戦争体験の位置づけである。
 また、今後の課題として、「傷痍軍人」をはじめ戦争犠牲者をめぐる戦争の記憶が、戦後日本の政治史・社会史に与えた影響を分析ことがあると考えられる。