表題番号:2021E-035 日付:2022/03/21
研究課題インバウンドスポーツツーリストの獲得した事前知識と目的地ロイヤルティの関係性
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助教 山下 玲
研究成果概要
当初の予定では、「インバウンドスポーツツーリストの獲得した事前知識と目的地ロイヤルティの関係性」と題する研究を実施予定であったが、新型コロナウィルスの見通した立たなかったため、本報告書では、ランナーの環境配慮行動:場所への愛着と環境への懸念の役割についての研究報告を行う。
スポーツ消費者の環境配慮行動がどのように形成されているかを理解することは、スポーツ組織がスポーツ政策を立案し、スポーツ分野のマーケティング戦略を確立する上で有用であると考える。本研究では、スポーツ消費者の環境配慮行動に関する文献を拡張するために、環境への懸念(environmental concern)を媒介変数として、住民の場所への愛着と3種類の環境配慮行動の関係性を検証した。日本国内でランニングを習慣的に行なっているランナーを対象にインターネット調査を実施した(N = 440)。その結果、場所への愛着と3つの環境配慮行動の関係性を明らかにする際、環境への懸念の正の媒介効果が確認された。