表題番号:2021E-020
日付:2022/04/08
研究課題接触を伴う流体現象の解明のためのT-spine動的細分化による計算手法の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 助教 | 寺原 拓哉 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 教授 | 滝沢研二 |
(連携研究者) | Rice University | 教授 | Tezduyar Tayfun E. |
- 研究成果概要
本研究では接触を伴う流体現象を高精度に解析する流体解析手法において、空間の基底関数にNURBSの上位互換であるT-splineを採用し、局所的な動的細分化を行うことで本手法をより信頼のできる手法にアップデートすることを目的とした。本年度は目的に向け、T-splineによる細分化を3次元の解析格子に対して実現し、実用例として人工心臓弁の流体解析において心臓弁近傍の境界付近を細分化した計算を行った。流体解析の結果から渦構造を可視化し、細分化による効果を確認した。壁近傍のみならず弁が開く瞬間の流れが高解像となることがわかった。本研究に関して国内学会にて研究成果を発表し、研究の一部は既に主著1本、共著1本を国際論文誌に投稿し採択されている。