表題番号:2021E-017 日付:2022/04/08
研究課題分解ガスの影響を考慮した地盤改良剤注入によるメタンハイドレートの生産手法の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 劉 雨晨
(連携研究者) 創造理工学部 教授 栗原正典
(連携研究者) 創造理工学部 技術職員 伊東克己
研究成果概要
砂層型メタンハイドレート(MH)の生産時における出砂問題を解決するためには、MH層に砂を固着できる改良剤を注入することでMH層の安定化を図る手法を提案し、その有望性についてTBABハイドレートを用いた室内実験により検証した。一方、MH層の場合は、薬剤の注入に伴いMHが一部分解し、孔隙に発生したガスが薬剤の注入効果や固結効果に影響を与えることが予想される。本研究では、MHより低圧で生成と維持が可能なイソブタンハイドレートを用いて、地盤改良剤によるMH層安定化の検証のための実験システム1式を開発し、その性能と運用手順を確立した。現在は、同実験システムを用いて分解ガスによる挙動を解明中である。