表題番号:2021E-011 日付:2022/03/09
研究課題中間持株会社の正統化メカニズムの解明:理論的・実証的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 助手 古田 駿輔
(連携研究者) 早稲田大学商学部 教授 大月博司
研究成果概要
 日本では、純粋持ち株会社において子会社の遠心力と親会社の求心力が交差する中間持株会社が展開されている。だが、中間持株会社がなぜ生起しているのかについて理論的・実証的分析が不十分である。そこで、本研究は、中間持株会社の生起に焦点を当て、中間持株会社の定着の基盤となる正統性に着目してその正統化メカニズムの解明を目的とした。そして、研究方法としては、理論分析と事例分析を行い、中間持株会社がどのように正統化されているのかについてプロセス分析を行った。その結果、集権化から分権化を志向してグループ経営を取り入れたにも関わらず、再び集権化へと移行しつつあることが明らかになった。