表題番号:2021C-746 日付:2022/11/28
研究課題紙を用いた線分のn等分法からKiepert双曲線までの幾何学教育における体系化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 松永 昇也
(連携研究者) Kazakh National Pedagogical University Professor Saule Janaberdiyeva
研究成果概要

中学数学(特に幾何的分野)への学習意欲の向上につながるような教材の開発にあたった。

 「紙を用いた線分のn等分法」に関する開発は、これまでの研究成果をまとめ続けている。それと同時に、カリキュラムの中にいかに取り込むか、どのように扱うのが適切か、といったことを吟味することができた。

 平面図形と空間図形の行き来による幾何学教材の開発は、2つの円と2つの球とを関連付ける1つのモデルを作ることができた。(2022年夏季休業期間直前に、早稲田大学数学教育学会 カリキュラム学習指導分科会にて発表)

 ド・ロンシャン点の空間的位置づけについては、位置づけに用いる斜四角錐の部分的なカバーが、うまく変形することで、部分的ではなく、完全な等面四面体にすることができることを見つけることができた。今後は、 ド・ロンシャン点が、完全な等面四面体の上でどのような性質を生み出すかにも着目していくことができるようになった。