表題番号:2021C-743 日付:2022/03/04
研究課題石神村への再訪:日本東北農村の産業発展と社会構造
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 講師 ズオ ウェンミン
研究成果概要

早稲田大学特定課題研究費の助成を受けて、本研究チームは日本の岩手県石神村に5日間の実地調査を行い、約1200分間のインタビューを行い、3.3万字の調査報告書「石神村への再訪:日本東北農村の産業発展と社会構造」を書いた。調査報告書は石神村の人口変動、産業発展、公共生活、老年介護及び大屋変遷などの内容を述べ、中日農村を一定の対比を行った。

1)石神村の高齢少子化現象は非常に深刻で、地域経済は「非全日制化」に向かっており、産業発展の遅れと人口の大量流出の悪循環が形成された。日本の農村は収入問題と農村公共サービスは主要な問題ではなく、文化伝承は主要な問題である。中国の農村振興戦略で、産業配置と文化伝承の問題にも注目しなければならない。

2)日本社会の自己組織能力は非常に発達している。日本人は様々な社会組織を形成することができる。その根源は日本が共同体本位の社会であることにある。中国は発展で、時代の需要に適応する社会組織の育成を重視し、社会の自己組織能力を高めなければならない。